格安SIMのメリット・デメリットとは?SIMロック解除の方法まとめ(iPhone版)
2017年9月22日にはiPhone8、iPhone 8 Plus、そして2017年11月3日には、待望のiPhoneXが発売され話題となりました。
既にiPhone8やiPhone 8 Plus、iPhoneXを手にしている、ユーザーも多いのではないでしょうか?
また、iPhone8かiPhone 8 PlusかiPhoneXどれを購入するか、頭を悩ませたユーザーも多いでしょう。
ディスプレイサイズや、ジェスチャー機能を魅力的に感じるかどうかが、判断の決め手ではなかったのでしょうか。
まだ未購入のユーザーも、機種変更の際にはiPhone8やiPhone 8 Plus、もしくはiPhoneXの購入を検討したいところですね。
iPhoneといえば、皆さんは『SIMカード(シムカード)』という単語を耳にしたことはないでしょうか。
本記事では、格安SIMのメリット・デメリットと、iPhoneのSIMロック解除の方法についてまとめています。
ぜひ、iPhoneユーザーをはじめ、お得に携帯電話を利用したい、という方に読んでいただきたいです。
Contents
SIMカードとは?

SIMカード(シムカード)という単語は聞いたことがあっても、実際にどういったものか、ご存知の方は少ないのではないでしょうか。
SIMとは、『Subscriber Identity Module』の頭文字を取った言葉です。
言葉のとおり、SIMカードに割り振られた固有のID番号によって、各端末の所有者を識別することができます。
また、SIMカードはiPhoneに限らず、スマートフォンや携帯電話等を使って通信を行う際には、必ず必要となってくるカードです。
皆さんが今使っている携帯電話にも、SIMカードは装着されています。
ところが、SIMカードの存在を意識している人は少ないのではないでしょうか?
SIMカードを意識する必要がないのは、多くの場合、携帯電話を購入した際に、お店のスタッフが既にSIMカードを挿入した状態で、携帯電話を渡してくれるからでしょう。
SIMロック解除とは?

それでは、『SIMロック解除』とは一体どういった行為を指すのでしょうか?
SIMカードは端末に挿入することができるため、反対に、端末から取り外すことも可能です。
すなわち、SIMカードを元々使っていた端末から取出し、他の端末に挿入しても使用することができる、と言えます。
しかし、日本で使用されている携帯電話は一般的に、『SIMロック』と呼ばれる措置によって、他社のSIMカードを使用することに対して制限がかけられています。
ロック解除を行わないと、他社のカードを保持していたとしても意味がありません。
以前は、SIMロック解除ができない携帯電話が多かったですが、2015年にSIMロック解除が義務化されたため、手続きを行えば他社のSIMカードを使用することも可能となっています。
iPhoneでSIMロック解除に対応しているモデル
2015年のSIMロック解除の義務化に伴い、iPhoneでもSIMロック解除を行うことができるようになりました。
ただし、対応しているモデルには限られているため注意が必要です。
iPhoneの機種で、SIMロック解除に対応しているモデルは、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE、iPhone 7、iPhone 7 Plusが該当します。
加えて、2017年に発売された、iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plusも同様にSIMロック解除を行うことができます。
しかし注意点として、契約している携帯電話会社によって、SIMロック解除を行うために条件が伴う場合があります。
たとえば、契約している携帯電話会社がソフトバンクの場合、購入日から101日以上経過しないと、SIMロック解除を行うことができません。
また、SIMロック解除を行うための条件は変更されることも多いため、詳しくは各携帯電話会社のホームページを必ず確認してください。
SIMフリーとは?

ここまでは、SIMロック解除を行い、他社のSIMカードを使用する方法を紹介してきました。
しかし、SIMロック解除以外にも、iPhoneを含めた携帯電話で、他社のSIMカードを使用する方法には、SIMフリー端末を購入する、という方法もあります。
SIMフリーとは、もともとSIMロックがかかっていない状態をいいます。
すなわち、SIMフリー端末を購入する、ということは、SIMロックが元からかかっていない端末を購入するということです。
iPhoneもSIMフリーのモデルを購入することが可能です。
SIMロック解除を行い、他社のSIMカードを使用するメリットは?

ここまでSIMロック解除についてご紹介してきました。
SIMロック解除には、手続きをする必要があること、制約が伴う場合があることから、一見煩わしいことのように思える方もいるかもしれません。
SIMロック解除を行い、他社のSIMカードを使用するメリットとは一体何でしょうか?
SIMロック解除のメリットは、大きく2つあります。
・月額料金が安く済むこと
SIMロック解除を行い、他社のSIMカード、すなわち格安SIMを使用することの最大のメリットと言えます。
格安SIMはデータ通信量に応じて、詳細な料金プランが用意されています。
たとえば、普段携帯電話ではあまりインターネットを利用しないという人は、契約している携帯電話会社のプランで用意されたデータ通信量を、上限いっぱいまで使い切ることは少ないでしょう。
ここで、格安SIMを使用した場合、自分が普段使いそうなデータ通信量から料金プランを選択し、月額料金を安く済ますことができます。
データ通信量の他にも、音声通話サービスの有無などによっても、料金プランが異なってきます。
・2年縛りがなくなり、自由にプランが選べること
通常、大手携帯電話会社と契約を結ぶ場合、2年縛りがつきものです。
2年の間に解約しても、更新月を逃しても違約金が発生する2年縛りに対して、頭を悩ませた方も多いのではないでしょうか。
格安SIMの場合、長期に渡って契約をする必要があるプランは少ないです。
気軽に料金プランの契約を結ぶことができます。
格安SIMカードを利用するデメリットはあるの?

それでは逆に、格安SIMカード利用するデメリットはあるのでしょうか?
格安SIMカードを利用し始めた後に、後悔することは避けたいですよね。
・通信速度が遅くなる可能性があること
格安SIMは多くの利用者が、通信帯域を分け合うことで、格安料金プランの提供を可能にしています。
そのため、混雑時には通信速度が遅くなることは、しばしば起こり得ます。
また、通信量に関しては制限が加わるプランが多く(1日の通信量の上限が決まっている・上限を超えた場合、通信速度が極端に落ちるなど)、サクサクとインターネットを利用したい、というユーザーに対しては、大きなデメリットといえるでしょう。
・キャリアメールが利用できなくなること
キャリアメールとは、携帯電話で使用するメールサービスの総称です。
キャリアメールが利用できなくなると、メールアドレスの最後に@ezweb.ne.jpや、@docomo.ne.jpと入ったメールは利用できなくなります。
加えて、メールの初期設定も自身で行わなければならないとともに、セキュリティサービスなどの各種サービスも利用できなくなります。
キャリアメールの引き継ぎを行うことはできないため、普段からキャリアメールを利用している場合、格安SIMにするかどうか悩みどころでしょう。
・アフターケアは期待できないこと
格安SIMは、大手携帯会社のように、各地に営業窓口を設けていない場合もあります。
よって、修理や、契約に関する問い合わせを行いたい場合などの、アフターケアはあまり期待できないといっても過言ではありません。
メール設定も含めて、自身の手で携帯電話の設定を行う自信がない方には、格安SIMは少しハードルが高めである、とは言えるでしょう。
格安SIMを利用したい場合、知っておきたいMVNOとは?

格安SIMを利用する場合、大手携帯電話会社以外の仮想移動体通信事業者、通称MVNO(Mobile Virtual Network Operator)から料金プランを選択し、契約を結ぶ必要があります。
『楽天モバイル』『mineo』『IIJmio』『U-mobile』『NifMo』『UQ mobile』などが、MVNOとして知られています。
MVNOが提供している料金プランを比較して、自分に合った料金プランを選択しましょう。
賢く格安SIMを利用しよう!

今回、SIMロック解除、格安SIMのメリット・デメリットをまとめました。
状況に応じて、賢く格安SIMを利用したいですね。
格安SIMのメリット・デメリットとは?SIMロック解除の方法まとめ(iPhone版)についてでした。
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