アンナチュラル原作あるの?ネタバレは?
2018年1月12日金曜日夜10時からTBSで石原さとみさん主演のアンナチュラルが始まります。石原ひとみさんは法医学解剖医の役を演じます。
このドラマは不自然な死を描くミステリードラマです。アンナチュラルには原作があるのか気になります。アンナチュラル原作あるの?ネタバレは?を紹介します。
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TBSのホームぺージを見る

TBSアンナチュラルのホームぺージのスタッフのコーナーを見ると、原作者は書かれていませんでした。
書かれていたのは、脚本家・主題歌・音楽・法医学監修・プロデューサー・演出・製作です。
この様子だと原作の本はなさそうです。しかし参考になる資料が、あるはずです。
アンナチュラル脚本家 野木亜紀子さん

アンナチュラルの脚本家野木亜紀子さんのコメントを見つけました。
このように書かれてありました。
「発想のきっかけになったのは、2012年から内閣府主導で行われていた”死体究明等推進会議”です。先進国の中で最低の解剖率である日本の現状を変えるべく、厚労省・文科省・警察庁が話し合いを重ねるも大きな成果がなく終了。もしもこのときに、死因究明に特化した研究所が作られていたら…そんなifを元に、本企画はスタートしました。…」
つまり、このコメントを見ると、原作にあたる小説はなさそうです。
石原さとみさんのコメントにも「今回、野木亜紀子さんのオリジナル脚本で演じられるのがとてもうれしいです。」と述べています。
野木亜紀子さんの考えたストーリーになります。
野木亜紀子さんの今までの作品

野木亜紀子さんは非常に高い評価のある脚本家です。
映画”図書館戦争”第1作・ドラマ・”空飛ぶ広報室”と有川浩さん原作の映像脚本を手がけていました。
有川浩さんから原作を正しく読み解いた上でエピソードを取捨選択する手腕の高さを高く評価されています。
重版出来!”で東京ドラマアウォード2016で脚本賞を受賞しました。
原作オリジナルのエピソードに独自のつなぎのエピソードも適切に加え原作の魅力を損なうことがなく実写映像化作品をまとめる手腕を高く評価されています。
テレビの人気ドラマ”逃げる恥だか役に立つ”も野木亜紀子さんが脚本しました。
アンナチュラルは脚本家として高く評価されている野木亜紀子さんのオリジナル脚本です。
オリジナルだから、すべて自分の思い描くストーリーで手がける事が出来ます。
どのような作品に仕上がるのか楽しみです。
法医学とアンナチュラル

プロヂューサーの新井順子さんは、法医学者の取材をしていました。
取材しなければ、法医学解剖のドラマは出来上がることはできません。
法医学の先生の言葉に「法医学とは死んだ人の学問ではなく、今を生きる人の学問である。」がありました。
その言葉がとても印象的だったそうです。”今を生きる人の学問”をドラマの中にいかされているのでしょう。
法医学とは医学に関わる法律的専門とする社会医学です。
実務面では病死を含めた異常死体を扱う行政解剖と犯罪に関連のある死体を扱う司法解剖があります。
司法解剖の場合裁判の資料のための鑑定書を作成するのです。
物体鑑定・生体鑑定・意見書の作成など裁判所の依頼に対応しているのです。
三澄ミコトの職場不自然死究明研究所の職員は、毎日この仕事を行っているのです。
三澄ミコトをはじめ不自然死究明研究所に持ち込まれた死体は、実際にあったケースを取り上げていると考えられます。
恐らく実際にあった原因不明の遺体から死因の理由を突き止めるところは、実際に行われているように進められるのでしょう。
このドラマを見て、法医学解剖とはどういうものか知る機会になります。
ちなみに、アンナチュラルの医学監修の上村公一先生の研究分野は、中毒学・一酸化炭素・アルコールです。
鵠沼香奈先生は死体解剖の資格がある先生です。
初回のアンナチュラルで起きた案件は

中年の夫婦が不自然死究明センターに訪ねてきます。
一人暮らしをしていた息子が突然死で亡くなったのです。
警察医の診断は虚血性心疾患でした。亡くなった男性は山登りが趣味で、体は丈夫である事から、両親は死因が信じられなかったようです。
警察に検査を再度頼みましたが、断られてしまいました。
三澄ミコトが解剖した結果、心臓に異状はありませんでした。
急性腎不全の症状が見つかったのです。三澄ミコト達は毒物死を疑いましたが、はっきりした事がわかりませんでした。
この男性が死んだ後の翌日、男性の同僚の若い女性も突然死で亡くなりました。
男性の部屋を三澄ミコト達が調べていると。男性の婚約者が現れました。
婚約者は男性の第一発見者です。しかも、彼女の職業は劇薬毒物を開発する仕事です。
当然、その婚約者に疑いがかけられるようですが、その婚約者にはアリバイがあります。
三澄ミコト達は男性の死因をどうやって特定していくことができるのでしょうか?
男性の同僚の女性も男性の死因と同じなのでしょうか?
婚約者は二人を殺害したのでしょうか?もし婚約者が犯人だったら、その理由は?
いろいろと気になる事ばかりです。死因の診断方法と診断に至るまでの過程は、今までにあった症例を参考にして作られていると思います。
専門的な知識と死因の診断に至るまでの過程に加え、野木亜紀子さんのストーリーが組み合わされていると思います。
どのように描かれているか楽しみです。
ドラマ・アンナチュラル

不自然な遺体の死因を解明職場で働いている人のイメージは、硬くて近寄りがたい印象を持ってしまうかもしれません。
脚本家・野木亜紀子さんのTBSホームページのコメントに「主軸のなるのはミコトたち生きた人間です。事件を通して彼らの関係性はどう変わり、どこへ変わっていくのか、笑って泣ける…」
同じところにプロデューサー・新井順子さんのコメントには「予想もつかない事件の展開や思わぬ人間模様、テレビドラマならではの面白さ、エンターテインメントを追及していきます。…」
三澄ミコト達も一人の人間です。仕事の事で悩み・人間関係の悩み・恋の悩み・家族との悩みなど抱えているでしょう。
その反面、楽しいこともあるはずです。その点を面白く描いているのではないでしょうか。
最後に

想像するだけでも、ドキドキする内容のドラマです。
最近は医者のドラマ(ほとんど外科医)人気ですが、法医学解剖医は取り扱われることが少ないです。
日本において法医学解剖医は少ないです。このドラマをきっかけに、法医学解剖医に関心を持つ事が出来ると良いと思います。
三澄ミコト達を見て、若い人が法医学解剖医を目指す人が増えるといいですね。
そして、アンナチュラルには原作がないので、ドラマを見ながらいろいろ自分で想像してみると、楽しいかもしれません。
自分だったらこのように話をすすめるけど、ドラマではどんな展開になるのかなと考えるといいかもしれません。
原作がないことは、視聴者は結末を誰も知らないのです。
結末がわからないからこそ、わくわく感が高まります。
原作があれば、先が知りたくてどうしても原作を読んでしまいます。
原作とドラマには多少違うところがあります。しかし、原作がどうしてもドラマの基本なので、原作を読めば大体話の内容がわかってしまいます。
原作を知ってドラマを楽しむ方法もありますが、原作のないドラマを楽しんでみてください。
アンナチュラル原作あるの?ネタバレは?についてでした。
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